モラトリアム旅行記

仕事を辞めてプラプラ旅行しています。

【スペイン 1カ月】 セビージャ1日散策 2日目

朝、宿で「No landry!」という怒鳴り声で目が覚めました。
ドアの外で誰かが怒っているようです。

準備を終えて、宿を出ようとすると宿の主人であるおばちゃんに私たちも
「No landry!」と怒られました。
窓がない部屋に洗濯モン干したら、部屋が湿気でカビはえるだろ!的な
アレのようです。

ペンションなので長期旅行客も多く、みんな洗濯して干してるんですけど
どうやらダメらしいです。先に言ってくれ。

とりあえず今日は干しちゃったので、もう仕方ない。
愛想笑いで交わして外出します。

日曜なのでセビージャは観光客激混み。
店は休みで、午前中はカテドラルも入れないよう。
そうよね、日曜だからミサありますもんね。

とおもたら、ドア開いてる。
入っていいのかな。
お金払うとこないけど。

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入れました。謎。
でも塔には登れないので
明日にでもまた来ます。

祭壇の装飾見てたらミサ
始まって出にくい雰囲気に。
聖書の朗読が始まったところで
ササッと抜けてきました。

夕方の闘牛チケットを購入して
アルカサルへ行くと、すごい行列。

アルカサルは午後にして、
例の近代建築 メトロポールパラソルに登りに行くことにしました。

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地下から入場出来ます。
3ユーロ!安いなと思ったのに、そのチケット見せたら、下のオシャレレストランでフリードリンク飲めると。あのドリンクだけで3ユーロ払ってもいいくらいです。安い。セビージャ行くなら絶対行って欲しい。

世界最大木造建築というが
ちらちら見えるボルト。
見て見ぬ振りして、屋根の上の遊歩道を歩きます。
暑い。体感温度45度。日陰ゼロ。
しかも床がめちゃくちゃ揺れる。
怖い。でもすごい景色。

降りてフリードリンクを飲んだら、
アルカサルへ。

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昔のデカい庭とそれについているお城みたいな建物に
王室のタイルコレクションなどが展示されています。

ここでちょっと昼寝をして、
夕方の闘牛に行く前に一回部屋に荷物を置きに帰ることに。

と宿の中庭 二階にダイナミックに紐が通され、
見覚えのあるTシャツが干されています。
よく見ると私のパンツも見えます。

他の部屋のNo landryが全部回収されて、まとめて中庭に干されたようです。
こんなオシャレパティオにこんなパンツ干してもらってすいません。
ペンションのいいとこですね。怒ってはいるけどやってくれるお母さん感覚。

またそのパンツを見て見ぬ振りして闘牛場へ。

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闘牛場は円形なので、本来は半分日陰になったら始めるらしいです。
チケットを観光客向けの窓口で買わなかったので、まわりは全員地元のおっさん。
下手くそなマタドールに「matalor」とヤジとばしまくりです。たぶんマタドールとmalo(悪い)をかけているのかと。阪神戦か。

となりのご機嫌なおっさんがいろいろ教えてくれます。うまくいくと、牛がお亡くなりになった後、最後に耳を切り落として闘牛場内を一周するらしく、それはすごく珍しいことなんだそう。今回は全6回のうち、一回だけ見られました。

動物愛護派なので、闘牛なんて見たくないと思っていたのですが、

地元の人からの愛され方(みんな襟付きシャツで来てる)、素人目に見てもわかるマタドールの技術の高さ、このためだけに獰猛に育てられた牛の美しさ、角で突き上げられたり落馬したりする命がけの人たち、衣装破れてパンツ出ちゃったイケメン…

めちゃくちゃ興味深く見ました。

終わるとすっかり日が暮れかけています。
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ご飯食べて、お気に入りのアイスクリーム二回目食べて宿に戻ると、
部屋に洗濯物取り込まれていました。
ありがたや。